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皮膚を採取したコトつづきのつづき [アナフィラクトイド紫斑病の治療と検査]

先生がとうとうやってきました。
麻酔が効いてるかどうかメスの横の部分を皮膚にあてました。

「コレは冷たいですか?」
「はい」
「じゃあコレは?」
「冷たいです。」
「うーん、もうちょっと待ってみましよまうか。」

先生が気を紛らせようと世間話をしてくれましたが、コレからメスを入れるという事実に頭がいっぱいで、何を喋ったかあまり覚えていません。

ベッドに横になりながら、こんなコトを考えました。

ふーん、こんな風にして感覚が有るか試すのか。
あれ、でも冷たいって、コレはやっぱり麻酔の効きが悪いのでは…。ヤバいかも。

 もし麻酔が効かなかったらどんだけ痛いのか、考えただけで気が遠くなりました。

また先生がやって来ます。

「コレは冷たいですか?」
「はい。」
「コレは?」
「…冷たいような気がします。」
「コレは?」
「触ってるような気がします。」
「…おかしいですねぇ。」
「先生、麻酔が効かなかったってコト有るんですか?」
「そういう体質の人もいますけどね。お酒いっぱい飲む人は効かないとか言いますけどね。」
「先生、私凄い飲むんです。」
「コレは?」

もう興奮状態で、何が何だかわからなくなっていました。

「じゃあ切りますね。すぐですからね。」

「痛くてもガマンします!」

そう言って顔を両手で覆い、全身に力を入れて覚悟を決めました。

ぐっと押されたような感じがしました。(切り取るのだから当然と言えば当然ですが)

痛くは無かったのですが、身体の力は抜けません。目をぎゅっとつむって息を凝らしていました。

「もうすぐですよ。後は縫ったら終わりですからね。」

「は、はい。」

もー必死です。途中で痛くなったらと思うと気が気じゃ有りません。
結果、何事もなく皮膚の採取は完了したのですが。

終わった後はクタクタです。
看護師さんが心配して、暫くベッドで横になって休んでいってもいいと声をかけてくれました。

めでたしめでたし。


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